石見銀山に迫る と言いつつ山を登る ほんま死ぬかと思う
日付:12月3日〜12月4日(水)
旅日数:家出て1118日(鹿児島黒潮 63日,広島など 280日,バイト 161日, 大阪滞在 38日)
本日の移動:大阪〜出雲市経由〜大田市
現在地:仁万の公園
移動距離:45.8キロ 総移動距離:約8170.7キロ(自転車移動)
前にも言いましたが、石見銀山 けっこうな広い範囲に建物や坑道跡などいろんな資産が残っているのですよ
で、なぜここが世界遺産までなっているかというとっ
近代の工法と違い、自然を残したまま利用している部分が多く銀山が稼動していた頃から自然・周辺環境との調和がとれている また閉山後もほとんど人の手が加わることなく、それが自然に還っていったり、そのままのかたちで資産が残っている
これらのポイントが評価されて世界遺産の登録となった運びでございます
で、
そんな資産の一つ
『矢筈城跡』へ
このような田舎の風景を抜けていく
というか、ほぼ跡という跡があるわけでなく先日の石見城同様普通に山登りをするに近い感覚
最初めっちゃ「うわぁっ!」ってなったカカシに案内されつつ、山の麓に自転車停めて歩いていく
右回り・左回りの道があるのですが(結局は通るのは同じ道だが)冠岩という方から矢筈城へ回ってゆく
ちなみに最初の写真の真ん中のぽつんと出てるのが冠岩 あそこまで行く
標高は479メートル だいたい片道2時間コースくらいだったかと
登山道というにはだいぶ道なき道
まぁあんまり人が登ってない山はこんなだと思いますが、時々ある赤いテープを目印になんとかかんとか進んでゆく
なんかわざわざあそこ行かなくてもみたいな気もするが、やはりあそこを通過しなければ先に行けず
ホントわざわざこんなとこを(;^_^A
なんか岩でも何でも一番真ん中の高いところを順にどんどん登っていく感じ
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、左側が崖でして10メートルくらいなだらかな崖になっています
落ちても死にはしないでしょうが、骨折とかはするでしょうさ
そんな斜面を壁にフリークライミング状態で斜めになりながら掴み進んでいく
そんな中で、足場がやわいなぁ とは思ってたんですが
一歩二歩と進む中 グッと踏み込んだとき地面が崩れる感覚がっ!!?
体を岩にへばりつかせるような感じで、なんとか全体重で岩を掴む
かなりの焦りと恐さでありまして そのまま深呼吸して精神統一
なんとか足場を見つけ、再度登ってゆきました
はぁぁ なんとかやっと難所を抜ける
今はほとんでなにもなく落ち葉の敷き詰められた広場のような感じ
はいっ これで矢筈城跡探検は終わりです
続いて、町並み自体が保存区にもなっている大森地区
いわゆる石見銀山のメインの町並みですね
龍源寺間歩付近にありまする
ここも世界遺産の登録資産っす
「五百羅漢」
橋の左側 石の建物の中には500体といわれている石仏が
こちらの店のおばちゃんが、ほっんととってもいい人で大変よかったですっ(*^-^)
郵便局も石見銀山仕様
こちらここらではとても有名という「重富製パン」変り種や間違いなくおいしいパンがいっろいろある!
「熊谷家住宅」
こちらも登録資産の一つである熊谷家
資料館のようになっていて昔の暮らしの展示などしてあるのですが、ここっ 今まで旅先で数多くのこのような資料館に行ってきましたが、ここの展示その中でも一番くらいに面白かったですっ(><)
というのも、食に関することや暮らしの知恵 風習などについて、この地方のことが具体的にいろいろ書かれていて、また地元やここのスタッフの方の手作り感のある展示なども交えられていて非常に見やすく面白いものだったんですっ
また、週末などには子供たちの体験学習として展示している窯を使っての料理体験などもされているそうです
話を聞きましたところ「展示をしているだけではもったいないし、実際のところがわからないでしょう。だからこのようにできるだけ実際に使って体で感じてもらう機会を作りたいと思ってイベントなどしています。」だそうですっ!
いやぁすっごい良いでしょう!
「世界遺産センター」
こちら世界遺産センター 石見銀山の紹介とともに世界遺産のいろいろが展示
↑の写真は 実際の銀でできてるお金レプリカを持てる というコーナー
いやぁ重かった
いろいろ展示も面白く
また説明員のおばさまがとぉっってもいい人で、登録資産の山の情報を聞いてみるととても親身に教えてくださって「いやぁ時間あれば私も一緒に登るのにねー。まぁまた今度一緒に登りましょっ」って(゜-゜)
いやぁ いい人でしたっ 感謝!!