石見銀山の文化圏に入る 銀山街道 港をゆく

日付:11月27日〜28日(木)
旅日数:家出て1112日(鹿児島黒潮 63日,広島など 280日,バイト 161日, 大阪滞在 38日)
本日の移動:島根県江津市大田市
現在地:静間駅
移動距離:66.1キロ 総移動距離:約8091.8キロ(自転車移動)


電車帰りの波子駅を出発してついに石見銀山の関係範囲内へ


石見銀山世界遺産になっておりますけども、『石見銀山はこれだっ』という場所が一個ばーんとあるというよりも、熊野古道のように点在する遺構や道・港などを合わせて世界遺産に登録されています

そんな石見銀山ですが、まずは「温泉津・沖泊」地区へ

その道中昔銀を運んだという温泉津沖泊道も少し通る



まず温泉津地区

ゆうゆう館という案内施設があり、そこのおば様がとっても丁寧でパソコンの貸し出しもしてたり、猫がいたりととても助かりました

そんな猫さま

風邪でも引いてるようでかわいいんだけどすっごくぐずぐずしておりました。よくなりますよーに

そんな温泉津(ゆのつ)
石見銀山から掘り出された銀が運び出されていた時の、後期に当たる時期の中心となる港街です
建物など温泉街としての景観も含め、当時のことがわかるようなものも残っており、文化的にもいろいろな価値があるそう


温泉津温泉 元湯

発見されてから1300年という。かなーり熱いお湯だった
今まで全国で入った中でも一番の熱さの温泉(うすめてないようで)

おもろいおっちゃんもいてなかなかよかったですよ







次に沖泊
こちらはメインのまさに運び出し行われていた港になります


この沖泊 ほそーいその先に行っても行き止まりになるような道・トンネルを通った先にありまして、港のほかは民家が数件あるだけの地区となっています

民家も人の数は少ないようで、当時は栄えていたといいますが、漁業の不振なども合わさって今はかなりひっそりした地域になっているよう

でも港から奥のほうに入っていくと井戸があったりかなりいい雰囲気があります
(でもほぼ民家な感じなので地元の方の迷惑など気をつけて)



そんで港の風景の一つ「鼻ぐり岩」

岩を削って作った、船を泊めるためのロープをくくる岩っ!
こんな岩が点在している



この沖泊 地図などで見ると良くわかるんですが、時代背景をよく表していて、湾を守るように城跡などが多数あり、銀をめぐる覇権争いの痕跡が今もうかがえます
16世紀後半頃の話だという




そんな沖泊に集会所みたいな建物があり、昔はキャンプ場が管理してたみたいなんですが今は無人で若干寂れている感じ

地元の方のご好意でここに一泊させてもらう
ホントに感謝

夜の日本秋の冬の風 雨はホントにやばかった
地形もあるのでしょうけれど、たぶん外だったらかなりのものが飛ばされるような状況だったと思われる(^。^;)








そんでこの夜頂いた日本酒
スパークリングのものでこの割と近くのものだという
シャンパンみたいな味だよー と言われて飲んだが、ホントッ シャンパンみたいなやや甘い発泡性のものでした
量と値段でいうとやや割高のようでもあるけれど、なかなかに美味でございましたっ





そんでもう一つの道 銀山から初期に使われていた港 鞆ヶ浦へと続く道「鞆ヶ浦道」
銀山には世界遺産登録されているのはこの二つの道がメインとなりますっ




今も使われているこのような部分もあり、ホント登山道のような今は使われていない山の道が残っている部分もある



鞆ヶ浦
今は国道から外れて海に向かった先のほう、ひっそりとした10〜20軒ほどの集落な感じ
いい雰囲気で、地元のおばちゃんもさわやかに挨拶返してくれました


銀山初期の頃 ここから銀が運び出されていたという




今の道とは反対側になるのですが、山の中を通って「鞆ヶ浦道」が通っている



その先

鞆ヶ浦道沿いには民家が何件かありましていい雰囲気を
少し沖泊にも似ているけれど、こちらの方が今も人気があり明るい感じが





こちらが港



能登半島でも見ましたが、波が岩などにぶつかって泡立ってすごいあわあわが



こんな
波の花と能登では言っていましたが



港の岸から海のほうにずっとつながっている




この港にも「鼻ぐり岩」が
他にも少し古い道具など



ブレてますが、
このなにもないような地区ですが、世界遺産センターのサテライト館として「鞆館」というのがあります

古い家の復刻のようなとこで、薪風呂や窯が設置されているです
時には実際鎌滝料理とかするよう

なんだかいいところですごい長居してしまった






そしてなんだか風が強くなってきて、なかなかの嵐
雪も降ってきて、海からは波の花が巻き上がる



海から続く




橋を渡った先に神社があるのですが、かなりの風雪

どうしようか迷うが、今はよくない気がして渡らずに行く
東尋坊の方でもこんな事あったと思いつつ

今日は時期でないと思う




そして少し先
鳴き砂で有名という「琴ヶ浜
に、こんなものがっ!!

おぉ!
これはっ  青春すぎるっ
きゅんとするわ

なんか浜に行く途中に大学生くらいの女の子にあったからたぶんその子だと



わぁ なんかいい物を見た(>_<)




そして一路走る走る  石見銀山 メイン方面へ!

そんな中、ちょっと銀山より先なのですが所要で一回先に進む

それで夜泊まった「静間駅

なかなかの雰囲気




駅舎 かなり年期のはいった

なにかと新聞・雑誌などでも紹介されているようで知る人は知っているという




ここのベンチがまたすごいいい具合



そんな中寝かしてもらいいい夜を過ごせました 感謝