良いことも悪いこともある でも素敵な世の中に

日付:6月6日(水)
旅日数:家出て572日(広島など 280日,バイト 79日,大阪滞在 38日 )
天気:晴れ 本日の移動:福岡県北九州市 現在地:安部山近くの公園
移動距離:10キロ 総移動距離:約5458.1キロ


とりあえず新門司で朝日見るのにねばって
ちょい休んで移動 さすがに休まんと事故るんでね

 
新門司の朝日はすごいと 友人曰く

今日は小倉で用事があるゆえ、進行方向側(予定)の駅に自転車置いて電車で移動


その用事とは
北九州市 タウンミーティング
 
時間前に前回工場受け入れのときに一緒になった仲間のめめさんと合流   そして↑の二枚目 向かいのビルにいるのは警察と思われ。終了後はきれいにいなかったですが

さらにいろんな人と知り合いになったりチラシや新聞もらったり

今からは鹿児島県知事選が重要と思われます!!


まず最初に映像が流された(市側からの)
すごくいい出来で、映像的には申し分ない。NHK的な学校教育にもよさそうな映像。
内容としては、石巻の人は瓦礫に困っています。みんなが一日も早く瓦礫をなくしてほしい、全国に手伝ってもらいたい。処理は必要と時にはレポーターの涙も映しながら。
また、処理は安全ということも。

これに関しては大まかにはもちろんうそは言ってないと思いますよ。
てか、ボクも実際石巻行ってますし、瓦礫があるのはうそではない。
ただ、映像について言うならば、完全に賛成に偏っているでしょうという。レポーターの涙はやりすぎですよ。
それは公平な 説明・データに基づいたものではなく、感情 操作的な映像とみなされてもしょうがない。
あとさっきも言いましたが、実際石巻に行って瓦礫があるのは確かですが、瓦礫は瓦礫でまとめられていてそこら中に散らばって作業の妨げになりまくっているという状況ではないということは補足させていただきます。

現地でも賛否はあるはずです(岩手の県知事のように)そこを無視した映像ではないかということは言っておきたいと

 
そして本番

前半30分の市長からの説明後の質問
時間の都合上一問一答ではなく、何問かまとめてということ

まず市長からの話で「市民からの説明をしっかりした上で、独自の基準によって、木くずを中心に石巻市から廃棄物を受け入れたい」と
少なくとも三回は反対派とも話をしたと(多いか少ないか)
地元の企業などにも話はあったよう(こちらの方々は賛成派のよう)
独自の基準とは、東京都がキロ8000ベクレル基準のところ、北九州はキロ330ベクレルという話
ちなみに震災前の基準はキロ100ベクレル

それと、「あくまで今は説明などの段階で、現地視察などを経てこれから最終決定をする」とのこと、はっきりと場合によっては断念せざるえないという事を言っていました


そんで
いろいろとあったのですが、何点かまとめて

・バグフィルター
こちらは製造会社は放射能などを防ぐようなことを想定して作ってはいないので、その効力はわからないとコメント
市側は、独自の調査によって実際に実験をし効力を証明している とのこと

・試験焼却後の検出
市側は 試験焼却中、焼却後 煙突や流出の恐れがある箇所などでは放射能はほぼ検出されなかった
(前回の焼却の際はこちら側のメーターでは少ないながら検出された)
これは全体的に放射能がどうなったかよりも、漏れ出る部分(外界との接する部分)を抑えることが重要であるということで、そのような測定をしたそうな
が、この中で行方知れずな放射能 物質がある

これについて市側の専門家さんは「焼却前の粉砕などの肯定で砂などとして減ったのではないだろうか(仮定)」とコメント
ちなみにキロ28ベクレルからキロ8ベクレルになっている


・今回燃やした瓦礫が石巻の瓦礫の放射能濃度平均より低い件
今回の瓦礫は平均28ベクレルで、石巻の瓦礫平均は100ベクレル
これはたしかにそうであるが、100ベクレルまでは想定しており、その想定で基準値を決めている
またそれ以上の場合は受け入れをしないとの事


反対側の主張で特に自分に残ったものは

われわれの言っていることはその道の専門家のある先生の言っていることで絶対間違いはない!
↑などということはもちろんできない。仮説として低レベルの放射能による人体への影響はあるともないとも言えない
ゆえに、絶対安全というような立場からの市の説明もおかしいのでは

今必要なのはしっかりとした話し合い
そこで、市民の物理的な放射能の影響だけでなく、その事実による精神的影響への配慮も考慮して話すべき

というのが、まさにと思ったですねぇ
反対・賛成以前の問題っしょ


ちなみに市側の専門家さんも試験焼却客がこうだったから絶対本焼却も安全と言えるものではない とは言っておりました



など、いろいろいろ話はあったわけですが(けっこう反対よりな内容になってしまいましたが)自分は中立寄りの反対派として

今回のミーティングは双方ともにどうにもこうにもうまくいってなかったように思います

市側としては一方的で、話し合いというより説明的な部分が強すぎたこと
反対派としては、感情的になりすぎて議論がしっかりできていなかったことなど

ボクなんかがどうこう言える立場ではまったくないんですが、自分のできることとして 中立に近く事実に基づいて言うべきことを言っていけたらと
非力ながらにも少しでも発信を


そしてこれがホントにいい記事と思うんで紹介
環境省が推進するがれき広域処理の意味――後編:放射性物質拡散の実際  文:津田大介  −−
http://b.hatena.ne.jp/articles/201206/8462





そんなこんなで、タウンミーティング会場を後に駅方面へ

この日はあんまり寝てなくて疲労感が半端ない
夕食どうしようか悩みながら、終電までは時間あるし、せっかくの小倉なんだから屋台見に行こうか
あわよくばラーメンでもと

 

何件かある中で入りやすそうなとこに、かなり悩みながらも入る

優しそうなおっちゃん おばちゃん

小倉の屋台はお酒は出さんのですよ
でも近くの店などから持ち込みオッケーなそうな
いかにもな雰囲気もあるが、ずっと昔から酒は出してないそうな
昔は持ち込みもだめだったらしい

 
小倉の屋台は おはぎ がある
ってのが珍しいんすねぇ

頂く おでんも新たまねぎまるごとなど珍しいものも


そんでそんで、最後におっちゃんすっごくサービスしてくれて
ホンマにホンマにありがたい 人情とか 人とか ありがたすぎる



そんないろいろとあった夜