帰る場所

出会いました
なにもない君と


出会いました
なにもない僕が


出会いました
物も持たずそこに


出会いました
ただ佇むそこに


見つめました
見つけました


なにも持たないけれど 僕は持っている


歩きました
なにもない道を


歩きました
これまでの上を


歩きました
なにかを探し

歩きました
なにかを目指し


見つめました
見つけました


ただそこにある 現実の中
ただ残酷になにも持てずいる君


君を想う
ただ想う


ボクだってなにもない
君の気持ちは代われない


時は流れる
寄せて返す

ボクは歌う
君を想い


代われないけど変わりたい

君にも なにかあるじゃない
そんな気休め 簡単には言えないけど


でもホントだと思う
そう 思う


日々の流れは小瓶に詰まった夢を
遠い未来から届けてくれる