石巻へ 全体的な話

日付:8月25日〜9月5日 旅日数:家出て287〜298日(バイト:79日、大阪滞在 38日)


宮城県石巻に行ってきました。


石巻でボランティア活動をされている方を紹介してもらいまして、そこにお世話になる。
ボランティアセンターを支援する会 山形:http://vcsien.jugem.jp/
タマキさんという方にいろいろ様々お世話になりましたm(__)m
詳しくは次の日記に



25日
お昼前に宮城駅からバスにて石巻へ移動


石巻の現状として、道路はある程度普通に通れて、バスは運行(通常より多目のダイヤのよう)
電車は一部路線はまだ普通だったりバス代行ではあるけども、石巻駅は営業しており仙台からもルートによっては移動可能


そして到着
ボランティア何回目かという韓国からやってきた『ドヨンさん』と共に、タマキさんに被災地の現状を見させていただく。

本来は建物がたくさんあったところ





その際たまたまタマキさんの付き合いも古い劇団『どくんご』さんに出会う
今晩と明日の晩公演をするそうな
ボクも広島やらで噂は聞いていた劇団で初テント芝居。非常に興味はありまして
タマキさんらが夜見に来るというので自分も付いてくることに(^^)d



テント芝居というものが初めてで、演劇が好きで
とにかくパワフルでおもしろかった

というのがボクの印象です


テント芝居が初めてだからかもしれないけど、基本的に良いものだったように思う
5ヶ月というのが長いか短いかだけど、石巻では少しでもこんな芝居が見れるようになってきたのかなと
実際わからないんだけど、理屈云々よりとにかく 今っ楽しい それが一つ意味を持ったらいいなと思います


一緒に行った『カナさん、リ イェン』はそれぞれではあるけどもちょっと考えるものがあったようで、素直に良いとは言えなそうであった(ボクから見てですが)


たしかに、被災地に方に対してちょっと気遣いが足りないんじゃないかとか
面白いんだけど残るものが少ない リイェンの言葉を借りると「花火」みたい な部分も多かったようには思います
それも確かにそうではないかと思う


ただ劇団の皆さんの気持ちは嘘じゃないだろうし、でもいろいろ「石巻で公演する責任」みたいなものが今はあるとも思うし
ちょっとボクはまだ明確なことえは持てないかな と



26日
この日からボランティア作業開始
まさかの車を運転することになりましたが、なんとか行けるっ

ゆうたろうさんというリーダー的な方のグループに混ぜてもらう感じで現場へ


アパートの床下泥かきを主に
現場1


27日
昨日とは違う現場
現場2 アパート 壁片付けなど

石膏ボード性可部を剥がして、それを回収
グラスウール(断熱材)も取り外し回収


28日
現場2 ボード回収などなど

午後は 現場3で少人数 解体一式

1階風呂場 ヘドロが波と共に家の中へ



29、30日
現場3のアパート
壁は大方終わる
四人でがっつりやる



31日
個人宅の床下泥掻き
以前から泥掻きの要望があった家庭のようで、ちょっと作業が滞っていたということでヤマシタさん(熊本からのおじさま)と作業 しっかり完了しにゆく

これについては後で書こう



9月1日
鮎川
石巻から女川方面に行ったところ
こちらは、ほぼ建物は流され建っていないような状態
その中でも残っている建物(市民会館みたいな)がボランティアセンターになっており、こちらからボランティアへ派遣される感じ

港 港の関連施設 機械など
ほぼダメになったそう…
辛うじて船は少し残っているよう

漁できる状態ではないように思うが、漁再会というような話も聞けた



この日は金沢工業大学の学生さんがたくさん来ており一緒に作業する

しかし生憎の雨で作業はあまりできず


でも石巻以外のボランティアさんと関わりを持てて非常によかったです
こちらのボラセン、働いている方は社会福祉協議会の方ではなく、ほぼボランティアの方だそうな
リーダーの方もボランティアのワイルドな人でした
中には被災者の女性なんかも一緒にやっていたり


鮎川はなんだかパワフルな方々が多かったですねぇ

ちなみにこちらはガス水道などはまだ復旧しておらず、電気だけは一応来てたのかな(汗 という状況です



2日
現場2
山形から20人くらいの団体さんがやってくる
他にも東京からの会社員さん2人もいらっしゃいました
なにかとお話しできていい時間に


ボランティア やはり自分の出来ることを無理なく
そして一歩でも踏み出すことを大事にして、そして見たことやったことを元に考える 伝えるっていうのが大切だろうなと



3日
運動会
1日に行った鮎川の中学校(高台にあって無事)で運動会があるということでタマキさんと共に炊き出し協力に参上
焼きそば、フランクフルト、カレーなどを作り配る

そしてボランティアチームでリレーも出たり(全然走れんかったが(;>_<;))

そーらん節? を踊ったり


学校


カレー配ったり
おいしかったー



4日
現場4
作業最終日 今までとは違う現場
アパートの片付け全般

午前は一軒家、午後はアパート

この日は東京大学工学部のある研究室さんが来ており少々お話したり
教授自ら生徒と共に来ているという なかなか素晴らしい方のようです(ボクがえらそーに言えることではないが)
話を聞いていたら、ロボット工学とかで、モーションキャプチャを使って人間の筋肉の動き測定するとか、それをロボットに応用するとかそういったことをやってたりするみたいで
NHK爆笑問題の番組でそういうの見たなー とか思って話をしたら、まさにその研究室と教授だったそうな(゜o゜)
ちなみにこの研究室の来ていたメンバー、外国の方が結構多かったです
日本人以上に外国の方はこういった活動に意識があるようですなやはり


他にも東京から来ているガチャピンさんという方と現場で話したりして、友達の家の近所だったりでちょっと親近感を覚えたりw


そんなこんなで本日ワタクシ作業最終日でありましてお世話になった方に挨拶して去る



5日
早朝にキムラさん(公民館メンバーでお世話になったり仲良くしてもらった)に 最後だし、いろいろ被災地を見ておくのもいいんではないかな と言っていただき、南三陸町の方まで連れていってもらう

詳しくは被災地について後の日記で


そして、駅まで送ってもらい仙台へ出発する